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Metropolitan Opera HD Simon Boccanegra

メトロポリタンオペラ2009−2010シーズンも佳境♪ 今日は楽しみにしていたHDライブ、ベルディの”シモン.ボッカネグラ”!!

真打ドミンゴの登場です。 “始皇帝”、”シラノ.ド.ベルジュラック”とチャレンジ精神旺盛なドミンゴですが、今年は本来バリトン歌手の役所、シモンに挑戦!
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レヴァイン指揮、シモンにドミンゴ、対するフィエスコにジェイムス.モリス。 このキャスティングだけでメトロポリタン.オペラに思い入れのある方には“泣ける”ものがございます(笑)♪

ACT1、若き日のシモンとフィエスコ。 チャンバラシーンはさすがに御歳を感じますが、これはご愛嬌ですね(笑)。 幕間インタビューでドミンゴご本人もおっしゃっていた通り、2幕からが“実年齢に近い”(笑)。 

シモン=バリトンに慣れた耳には、ドミンゴのテナーが最初は不思議に感じます。 ところが!ここでドミ様のオペラ歌手たる実力発揮。 ”明るい”テナー声が、深いドラマ性をたたえてくる。 ソプラノのピエチョンカ、アメリア役に相応しい若々しい華のある声質、パワー充分な歌唱ですが、後半、演技派のドミンゴについていけてない点がどうも惜しい。 

ジェームス.モリス、昨年の素晴らしいワーグナーが一転、今シーズンのシカゴのスカルピア男爵はどうもイマイチだったとか..? とはいえ、ドミンゴの舞台での存在感に負けないのはやはりこの人!!!(あと、レイミーさんも!?) キャリアピークの歌手なら、パワー、安定感で優る人はあるでしょうが、オペラはそれだけでは語れない(笑)。 対ドミンゴに迫れるのはやはりモリス!! 

今回の公演は特殊(テナーの音質のシモン)、かつ希有な”シモン.ボッカネグラ”です。 レヴァインの指揮に細やか、かつハートフルに対応するMETオーケストラを含め、メトロポリタンオペラの真髄、現今のスーパースターを揃えても達し得ない年月の重厚さに涙する特別な“シモン”です。
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さて、ドミンゴ、幕間インタビューでは”タイース”の2012年のアタニエルに言及。 今日の進行役、フレミングお姉様に“君とだったらいいんだけどな”と、本音ジョーク(笑)。 帝王健在ですね(笑)。 ステージは”動くオールドマスター絵画”を狙った非常に美しいもの。 インターミッション2回に加え場面転換2回の中断は、少々進行を散漫にさせるものの、それも仕方ないと思うアカデミックな舞台芸術です。

今晩、初日の“連隊の娘”に名誉出演のテ.カナワのインタビューが今日のHDに華を添えました。    
by noreservation | 2010-02-07 14:02 | ballet & opera
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