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今更ですが、中秋のお膳

特に主だった用事も有りませんでしたのに、今週は何となく立て込んでいて、気がつけば金曜日、PCに向かいながら今週は何をしていたのだろう、などと思い返しても大したことはしていないのです、やれやれ(笑)。 

朝方は布団から出ると冷やっと感じるトロントですが、日曜日の中秋のお膳です。 今年は月蝕にも当たっていました。
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里芋の煮付けですが、今年は下茹でしないで剥いてからペーパータオルで表面を拭きあげて直煮にしてみました。 これは辰巳浜子さんの著書からですが、こっくりと上手くいきました。 さつまいもはお砂糖と水だけ。 こういう煮物は1日前に作って地に浸しておくと味が沁みます。 青味に季節の獅子唐。
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お椀はちょっと野趣を出したかったので、ターキーの腿肉の挽肉の丸。 柚子胡椒で下味をつけてあります。 トロントでしたら、ホールフーズで欲しい分だけ手に入ります。 吸い口は黄色のズッキーニを水で灰汁抜きしたもの。  
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蕪と油揚げの煮付け。 お懐石なら焼き物を出したいところですが、家族の普通の食卓の場合、食事の途中で出入りするのも気がそれるものです。 このくらいだと温めるだけで出来ますね。 ルクルーゼの鍋ですが、色目も綺麗ですし、保温してくれますので、鍋のまま。
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お茄子の丸揚げ。 これは大根おろしとポン酢醤油で。 揚げたてはもっと色が冴えているのですが、こういうお膳立ての時の揚げ物は少々気が張りすぎますので、事前に揚げてオーブンで温め直しています。
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お月様に見立てたお結び。
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今年最後の古漬けのキュウリのお漬物。
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デザートに白玉、小豆餡、アイスクリーム。 締めにお抹茶。

本来、こういうお料理は食事の作り手と頂く側は分かれていて、最後のお茶だけをご一緒に、という風に出来ていますが、昨今のオープンキッチン、家族構成ではそのような機会は稀です。 作り手が一緒に食卓を囲む場合、供するタイミングが煩わしくないもの、冷めても美味しいものと温かいものの配分を整えると上手くいくと思います。
by noreservation | 2015-10-02 21:46 | cuisine
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